家族葬とは

家族葬には実は明確な定義はありません。家族や親族や親しい方で執り行う小規模の葬儀のことをいいます。よく聞かれますが、決して家族しか来ていけないというものではなく友人も参列が可能です。ですから、故人と近い人の中でお見送りをすることが出来ます。近所の方やお仕事関係の方は来ないことが多いようです。参列人数は多くても５０名までのものがほとんどですが、通常の葬儀同様に僧侶をお呼びします。また最近では家族葬のあとにお別れ会を開くこともあるみたいです。

家族葬が増えている理由

高齢化社会が進み、故人と付き合いのある友人が減ってきた背景と、「自分の葬儀は派手でなくていい」、「最期は家族に送り出してもらえれば」と考える方が増えています。また、葬儀の費用も抑えられるという意見も多いようです。ある調査では葬儀自体にかかる費用として家族葬の平均の費用は約９０万円、すべての葬儀の平均が約１１６万円という結果が出ているみたいなので２０万円以上安いことがわかります。

家族葬の流れ

家族葬で執り行う流れは通常の葬儀と変わりません。
通夜の翌日に告別式、火葬という順で進みます。

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家族葬にする際の注意点

1.呼ぶ方の決定、参列者の人数

故人の兄弟や、年賀状で確認し親しい方には声をかけるようにした方が良いでしょう。

また、もともと家族葬で執り行う予定であったとしても５０名を超えるような人数になった場合は一般的な葬儀にするのが良いと言えるでしょう。

2.葬儀後にすること

亡くなったことを知らせていない場合は事情を書いたお手紙などで知らせてあげてください。弔問に来られる方もいらっしゃると思いますので返礼品のご用意も可能な限りしておくことをお勧めします。時期としては四十九日法要のあとや喪中はがきで行うと良いでしょう。

家族葬の割合

2017年の段階で、全国で約２８％の葬儀が家族葬であったそうです。家族葬という言葉の認知も進み、葬儀の一つの種類として執り行われています。地域によっては５０％近いエリアもあるようです。

家族葬を行う際

訃報の連絡は家族葬だからといって変更はありません。葬儀の日程や場所をお伝えください。故人が会社員であった場合は身内だけで執り行う報告も必要です。家族葬の場合は弔問も辞退であることを確実に伝えましょう。

家族葬に限った話ではありませんが、最期のお見送りの形、供養の形というのは自身だけでなくご家族様や親せきの方々がご理解と納得された形が理想的です。時間がかかっても皆様で相談して決めてください。

また、葬儀という時間は故人の知らない一面を知ることが出来ます。故人の関係者が親族の方やご子息様にお話ししている光景をよくお見かけします。その時間は尊いものでいくらお金を払っても得ることが出来ない時間です。家族葬はそのタイミングを失う可能性もありますので十分検討してください。

式場の選び方

家族葬の式場を選ぶ際に故人の想いを組んでくれるか、例えばお花も故人にお好きだったお花や色、趣味の展示などがあります。実は葬儀社によってそのあたりは一緒ではありません。事前に確認してください。
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家族葬に限った話ではありませんが、最期のお見送りの形、供養の形というのは自身だけでなくご家族様や親せきの方々がご理解と納得された形が理想的です。時間がかかっても皆様で相談して決めてください。大事なのは葬儀の形ではなく故人に対しての想いをどう表現するか、想い出をよりきれいなものにしてもらうこと、後悔ないお見送りにすることだと思います。